ホワイトカシミヤのストール、続き

前のブログでは綜絖通しまでを紹介しましたが、今日は筬通しから始めます。

 

筬通し

筬通し

握っているのは竹製の筬通しですが、軽くて糸のあたりも良くて手放せない道具です。

 

筬通しが終わると織り前で糸を結び織り付け開始です。

わかってはいたのですが、やっぱり組織が見にくいです。

でもどうしてもカシミヤの白でやりたかったので、仕方ないです。

ホワイトカシミヤのストール

 

 

写真ではとても見えにくいと思いますが、こんな感じで組織が変化する柄です。

ホワイトカシミヤのストール

ホワイトカシミヤのストール

織り間違いをしないように注意して織っていますが、たまにやっちゃいます。

2枚目はまたよこ糸を変えて織るつもりですが、白を使う予定なんです。

広幅で4枚分のストールなので、目の疲れが心配です。

 

 

 

 


ホワイトカシミヤのストールを始めます

まだ、梅雨も明けていない蒸し暑いこの時期ですが、作業の都合で早め目に冬物も始めることにしました。先日、試作をした結果、白いストールの方向性がある程度決まってきたので、早速ホワイトカシミヤの糸巻きを始めました。

 

白を始めます

まずカシミヤ糸を精練するために枷にするので、同時に必要な長さも測ります。

 

精練を済ませて干すと、油脂も抜けて単糸はまるで手紡ぎ糸のようにくるくるっとします。ナチュラルホワイトのきれいなカシミヤ糸です。

カシミヤ精練

 

たて糸にするために枷から木枠へ巻き上げてから整経を始めます。

カシミヤ整経

今回は4枚のカシミヤストールを織る予定です。

整経を終えたらすぐに荒筬を通します。

荒筬通し

通し終わると次は機の上での作業です。

今回は工房2階の広幅機を使います。

 綜絖通し

機への巻取り準備を進めます。

今は綜絖通し中。次は筬通しと続きます。

織り付けまでもう一息、いや二息ですね。

 


試作始めました

食卓マットが終わったので、次は冬用のストールの試作を始めます。

今年は最初に白いストールを作ろうと思っています。

試作

たて糸にはホワイトカシミヤを使って試作します。

試作

綾組織で織り始めました。

よこ糸の素材や種類を変えながら織っていますが、組織図通りになっているかどうか、とても見づらいです。

試織

 

1回目の試作を切り離して縮絨してみましたが、組織がほとんどわかりませんね。

試し織り

試し織り

色の差を付けた右端以外はなんとなく違いがある程度です。筬や組織と糸を変えながら工夫してみます。

白いストールは難しい。まだまだ試行錯誤は続きます。

 

 


「食卓マット」が仕上がりました

ランチョンマットとかプレイスマットや卓布とかいろんな呼び方があるようですが、どれもあまりピンと来なくて、用途が日常の食事の時にテーブルに敷く布なので普通に「食卓マット」としました。

 

食卓マット

藍や草木で染めた手紡ぎ木綿と茶綿の単糸で織りました。

お洗濯を繰り返すと、またさらに変化していくはずです。

食卓マット

格子柄なので和洋どちらの食器でも使えるのではないでしょうか。

素朴な風合いの仕上がりとなりました。使い続けていくうちに愛着がわいてきて身近な布になってくれればと思います。

 

食卓マット

サイズ 約50cm x 40cm

素材 木綿

染料 植物染料

 

 


織り上がり

手紡ぎ木綿のランチョンマット6枚分が織り終わりました。
 

ランチョンマット

1枚ずつヘムをかがり縫いしていたので、思ったより時間が掛かってしまいました。

機から下ろしたら修整して水通しして仕上がりです。

機上げの動画をインスタグラムに投稿したので、良かったらご覧ください。

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ランチョンマット、織り進んでいます

ランチョンマットを織り始めています。

普段使いなので頻繁な洗濯にも耐えられるようによう木綿にしました。

茶綿や草木で染めた木綿なので、風合いの変化も楽しめるのではないかと思います。

糸も細いのや、太めの糸を組み合わせて表情のある布になる様工夫しました。

テーブルマット

手紡ぎ木綿

手紡ぎの糸も使っているで切れることもありますが、面倒な糸ほど面白味のある布となるようです。

テーブルマット

さて、今回はどんな布になりますか。。

 

 


糸準備

次の織りのための糸準備を始めました。

少し手が空いたので、依頼されていたランチョンマットを織ることに。

糊付け

手紡ぎ木綿を使うので糊付けをするのですが、梅雨時なので糊付のタイミングがなかなか難しいです。

お祭りも終わり、静かな日常に戻りました。お祭りの間は何となくウキウキざわざわしていましたが、

工房での糸仕事もいつものペースに戻りました。

手紡ぎ木綿の整経

生活のなかで毎日眺めることになるランチョンマットなので、飽きてしまわないかな?などと気を使ってしまいますが、あまり深く考えずに織りたいように織ろうと思います。

 

機掛けを始めました。

テーブルマット

 

このような配色で格子柄にしようと思っています。

 


手紡ぎ木綿のストール

3枚のストールが出揃いました。

たて糸は共通の手紡ぎ木綿を使っています。

たて糸が同じとはいえ、使うよこ糸の素材や色の違いでまったく趣の異なるストールとなり、それはある程度は予測できたのですが、実際に織り上がったストールを目の当たりにするとやはり驚きます。

木綿のたて糸シリーズ

 

左から紹介します。

こちらは手紡ぎのウール(マンクス)をよこ糸にしました。

アクセントの赤は手紡ぎしたカシミヤです。

ウール

ウール

ウール

藍染の木綿と無染色マンクスの手紡ぎ糸の色が交じり合い、深みのある好みの色合いになったと思います。

たて糸が木綿ですが、冬でも使えるボリュウム感なので防寒用としてもお使いいただけます。

サイズ 巾59cm 長さ(房含まず)180cm

素材 木綿・ウール

染料 藍・茜・赤は酸性染料

 

2枚目は真ん中の藍染リネンを使ったストールです。

木綿とリネンの組み合わせなので肌触りもサラッとして、抑えめなデザインのせいもあり色合いもすっきりとしたストールになりました。

よこ糸に藍染の濃淡と、栗イガで染めた茶色を入れて、アクセントに茜の赤を配置しました。

リネン

リネン

リネン

今頃の少し肌寒い日や夏が終わった頃から冬になる前の時期にお使いいただけます。

サイズ 巾60cm 長さ(房含まず)184cm

素材 木綿・リネン

染料 藍・茜・栗イガ

 

右端のタッサーシルクを使ったストールはこちらで紹介しています。

 

 


鳥越のお祭りでした

先週末は鳥越祭りでした。

COVID‑19のおかげで中止や制限されていましたが、今年は4年ぶりの本社御神輿の渡御もあり、町内のお神輿も以前と同じように渡御しました。

鳥越祭り

おかず横丁にある工房の前にも鳥越一丁目の町内お神輿はやってきます。

鳥越祭り

久しぶりのお神輿に皆さん満面の笑顔で担いでいます。

眺めている私たちもワクワクして、つい顔がほころんでしまいます。

お祭りは来年も開催されると思います。ぜひ一度、鳥越祭りを見に来てください。一年に一度のハレの日を身近に感じられると思います。

 


手紡ぎ木綿のたて糸シリーズ

手紡ぎ木綿のたて糸で織っていた1枚目はタッサーシルクのよこ糸を使い、次の2枚目は手紡ぎのウールを使うことにしました。

スピニングパーティで手に入れたマンクスの原毛があったので、急遽必要な量のウールを紡ぎました。

手紡ぎウール

なかなか良い色合いのウールです。

木綿のたて糸

アクセントに使った赤い糸は染めた手紡ぎのカシミヤです。

 

木綿のたて糸

藍染の木綿とマンクスのブラウンが交じり合って、なかなか渋い色合いに織り上がっています。

 

そして3枚目は藍染リネンのよこ糸にしました。

木綿のたて糸

手紡ぎ木綿とリネンという、つばめ工房では定番の組み合わせにしました。

木綿のたて糸

デザインも前の2枚に比べるとシンプルなブルーのストールとなる予定。

 

今回、共通な手紡ぎ木綿のたて糸にタッサーシルク、手紡ぎのウール、そして藍染リネンをよこ糸に使い3枚のストールを織りました。

仕上がりはまた紹介します。

 



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