ホワイトカシミヤの3・4枚目
先日はホワイトカシミヤを使ったストールの2枚目の様子をお知らせしました。
今回は3枚目と4枚目をお知らせします。
3枚目は絹の手紡ぎ糸をよこ糸に使いました。
絹の紡ぎのムラがちょうどネップのようになっていて、それが柄となり味にもなっていると思います。
手紡ぎのカシミヤとはまったく違い、こちらは絹ならではのツヤと風合いで趣の変わった白いストールとなりそうです。
今回4枚のストールを計画していて、4枚目は何をよこ糸にするか悩んでいましたが、いつも使っているカシミヤ単糸よりさらに細番手のライトベージュのカシミヤ単糸を使う事にしました。無染色のライトベージュとホワイトカシミヤの組み合わせは上品な色合いになると思います。
定番で織っているカシミヤ単糸のストールは平織が多いのですが、今回は杉綾を基本に織りました。
こちらも縮絨後が楽しみです。
今回共通のホワイトカシミヤのたて糸に4種類の違う糸を使って織ってみました。
1枚目は生成りの大麻、2枚目は手紡ぎのホワイトカシミヤ、3枚目は手紡ぎの白い絹、そして4枚目はこのライトベージュのカシミヤ単糸です。手織物としてやってみたかった組み合わせをこの機会にやってみました。
今年の10月に予定している場所を変えての初の個展で実際に触れていただきながら、ご覧いただければと思います。
準備期間も残り2ヶ月あまりになってしまった個展のための、冬物を中心とした作品制作を続けます。
展示の詳細は決まりましたら、またあらためてお知らせします。
- 2023.08.17 Thursday
- 工房
- 10:35
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- by パトリシア高橋