ホワイトカシミヤの3・4枚目

先日はホワイトカシミヤを使ったストールの2枚目の様子をお知らせしました。

今回は3枚目と4枚目をお知らせします。

3枚目は絹の手紡ぎ糸をよこ糸に使いました。

ホワイトカシミヤのストール

絹の紡ぎのムラがちょうどネップのようになっていて、それが柄となり味にもなっていると思います。

ホワイトカシミヤのストール

手紡ぎのカシミヤとはまったく違い、こちらは絹ならではのツヤと風合いで趣の変わった白いストールとなりそうです。

 

今回4枚のストールを計画していて、4枚目は何をよこ糸にするか悩んでいましたが、いつも使っているカシミヤ単糸よりさらに細番手のライトベージュのカシミヤ単糸を使う事にしました。無染色のライトベージュとホワイトカシミヤの組み合わせは上品な色合いになると思います。

ホワイトカシミヤのストール

定番で織っているカシミヤ単糸のストールは平織が多いのですが、今回は杉綾を基本に織りました。

ホワイトカシミヤのストール

こちらも縮絨後が楽しみです。

今回共通のホワイトカシミヤのたて糸に4種類の違う糸を使って織ってみました。

1枚目は生成りの大麻、2枚目は手紡ぎのホワイトカシミヤ、3枚目は手紡ぎの白い絹、そして4枚目はこのライトベージュのカシミヤ単糸です。手織物としてやってみたかった組み合わせをこの機会にやってみました。

 

今年の10月に予定している場所を変えての初の個展で実際に触れていただきながら、ご覧いただければと思います。

準備期間も残り2ヶ月あまりになってしまった個展のための、冬物を中心とした作品制作を続けます。

展示の詳細は決まりましたら、またあらためてお知らせします。

 

 

 


ホワイトカシミヤの2枚目

ホワイトカシミヤのたて糸を使ったストール、1枚目は大麻をよこ糸にしましたが、

2枚目は下の写真の中央にあるカシミヤの手紡ぎを使うことにしました。

よこ糸

今は3枚目を何にしようか悩み中です。

左端の手紡ぎの絹にするか、右端のヤクとカシミヤの混紡糸にするか。

カシミヤとヤクの混紡糸は弱すぎて双糸にしないと織れそうにないし、

色はグレイッシュで素敵なんですけどどうしようか悩み中です。

今のところは太い細いがある絹糸の方に気持ちが動いています。

 

2枚目の紡績糸ホワイトカシミヤ × 手紡ぎホワイトカシミヤはトラブルなく順調に織り進みました。

以前にも織っている組み合わせなので、仕上がりも安心できます。

ホワイトカシミヤのストール

ホワイトカシミヤのストール

これぞホワイトカシミヤのストールというような、白くておしゃれな冬のゴージャスなストールに仕上がると思います。

 

 


東京スピニングパーティー2023

今年も東京スピニングパーティーのお知らせが届きました。

昨年と同じ横浜での開催となったようです。今年もたくさんの出店があるようなので、楽しみです。

いつもの通りレクチャーやワークショップの開催も準備されています。

 

「東京スピニングパーティー2023」と「ワークショップ」会場はそれぞれ別の場所のようです。
 ワークショップのチケットでは、東京スピニングパーティー2023会場には入場できないようです。

各自ホームページで確認の上、お申し込みください。

 

東京スピニングパーティー 2023

東京スピニングパーティー

紡ぐ、染める、織る、編む、組む、縫う。手仕事

 

 

2023年9月30日(土)&10月1日(日)10:00~17:00

会場:横浜産貿ホール マリネリア

〒231-0023

神奈川県横浜市中区山下町2番地 産業貿易センタービル1階

入場料:当日売り 各日 1,800円(税込)
東京スピニングパーティー

 

主催 東京スピニングパーティー実行委員会事務局(東京牧場内)

https://tokyo-spinningparty.org/

HP・SNSなどの情報をご確認くださるようお願いいたします。

 


竹と木綿混紡糸のスカーフのつづき

今回織っていた竹と木綿混紡糸を使ったスカーフ、3枚目と4枚目の仕上げが済んだのでご覧ください。

これで今回の4枚の夏のスカーフが出揃いました。1枚目と2枚目はこちらを。

 

この4枚のスカーフに使った竹と木綿の混紡糸は糸に張りがあり、汗ばんだ肌にまとわり付くことなく、抗菌消臭性もあります。軽やかに陽よけとして首周りを覆ってくれます。使い始めはごわっとすると思います。お肌の過敏な方にはお勧めできなかもしれません。ただ何回か洗い続けるうちに使い勝手の良い布に育っていくのも楽しみです。

 

こちらは3枚目のスカーフです。

竹と木綿のスカーフ

竹と木綿のスカーフ

藍の生葉で染めた水色の絹をよこ糸として少しだけ配置。あとは白のリネンと絹だけ使ってまとめました。

生成りの竹と木綿のライトベージュ色に透明感のある白と水色の糸が加わり、見た目も涼しげなスカーフとなりました。

 

サイズ 巾61ccm 長さ(房含まず)102m

素材 竹と木綿の混紡糸・絹・リネン

染料 藍生葉・藍生葉+こぶな草

 

こちらは4枚目です。

竹と木綿のスカーフ

竹と木綿のスカーフ

今回の竹と木綿混紡糸シリーズではこちらのスカーフが藍を使った面積が一番多かったです。藍の濃淡や藍生葉とコブナ草のブルーグリーンも使っています。藍の色合いがお好きな方に楽しんでいただけるのではないでしょうか。

 

サイズ 巾61ccm 長さ(房含まず)106m

素材 竹と木綿の混紡糸・絹・リネン

染料 藍生葉・藍・藍生葉+こぶな草

 


ホワイトカシミヤ、1枚目のストール

ホワイトカシミヤのたて糸の1枚目は生成りの大麻を緯糸に使いました。

大麻とホワイトカシミヤ

左がよこ糸の大麻糸、右がたて糸のカシミヤです。

大麻=ゴワゴワで硬いと思われる方もいると思いますが、この大麻はとても細く紡績された糸なので硬さはなく、むしろ柔らかいくらいです。大麻の特徴である調湿性や抗菌性・消臭性がカシミヤと交じり合ってストールの素材としてはとても有効な効果が出ていると思います。

そんな大麻とカシミヤの白いストールが織り上がりました。

大麻とホワイトカシミヤ

 

巻いた雰囲気を想像していただけると良いのですが。

大麻とホワイトカシミヤ

上品なたっぷりとした白いストールとなりました。ふっくらとしたボリュームが出て、大麻の持つツヤっぽさもあります。

 

大麻とホワイトカシミヤ

大麻とホワイトカシミヤ

大麻とカシミヤの素材の違いが織目にも現れて、織り組織のテクスチャーを作っています。

今年の冬のストールです。機会のありましたら是非お試しください。

 

サイズ 巾70cm 長さ(房含まず)174cm

たて糸 カシミヤ100%

よこ糸 大麻100%

染料 無染色・カシミヤの赤のみ茜


ホワイトカシミヤのストール

ホワイトカシミヤのたて糸で織っている1枚目が織り上がったので、機から切り離して仕上げてみることにしました。

カシミヤと大麻

修正をして縮絨します。

1枚目のよこ糸には 大麻の紡績糸を使いました。

縮絨すると組織の見え方がまたガラッと変わると思います。

2枚目はまたよこ糸に使う糸を変える予定ですが、こちらの仕上がりを見てから決めようと思います。

 

 


竹と木綿混紡糸のスカーフ

竹と木綿混紡糸で織っていたスカーフ、最初の2枚が仕上がりました。

予定通り、7月中にご覧になっていただくことができて一安心です。

 

竹と木綿のスカーフ

 

向かって左のスカーフから1枚ずつ紹介します。

竹と木綿のスカーフ

こちらは藍色を控えめにして涼しげな配色にしました。

白の絹糸をアクセントに配置してます。マットな質感の中に絹糸のツヤっとした光沢が気に入ってます。

サイズ 巾60cm 長さ(房含まず)103cm

たて糸 竹・木綿混紡糸

よこ糸 竹・木綿混紡糸・リネン ・紬

竹・木綿混紡糸/無染色

麻/藍染め・こぶな草+藍

 

こちらは向かって右のスカーフです。

竹と木綿のスカーフ

藍で染めた糸を少し多めにしブルーを強調しています。

こちらは白と藍染の絹糸を配置してます。

上とは少し違う雰囲気ですが風合いや質感に変わりはありません。

サイズ 巾60cm 長さ(房含まず)102cm

たて糸 竹・木綿混紡糸

よこ糸 竹・木綿混紡糸・リネン ・紬

竹・木綿混紡糸/無染色

麻/藍染め・こぶな草+藍

 

 

竹と木綿のスカーフ

こちらのスカーフの透け感はこんな感じです。

糸に張りがあるので肌にベト付くことのない真夏向けのスカーフです。

サラッとした肌触りで初めのうちチクッと感じることがあるかもしれません。

お肌のデリケートな方にはお勧めはできませんが、何回かお洗濯を繰り返すと柔らかく変化して着け心地の良い布となります。

一度お試しいただければと思います。

 

竹と木綿のスカーフ

今回は2枚だけの紹介ですが、あと2枚のスカーフもデザインを少し変えてただ今製織中です。

そちらもお楽しみに。

 


竹と木綿の混紡糸、その後

竹と木綿混紡糸を使って織っているのは長めのストールではなくて、短めのスカーフサイズで織っています。

今の時期に使うので涼しげな色合いを使いました。

ボーダーデザインですがラインを多く入れて軽やかさも表現しました。

 

竹と木綿の混紡糸

竹と木綿の混紡糸

そして2枚のスカーフか織り上がったので、機から切り離して仕上り具合を見ることにします。

竹と木綿の混紡糸

抑え目な色使いなので、織組織を変えながら布のテクスチャーを表現しました。

竹と木綿の混紡糸

これから房の処理をして仕上げの水通しをします。

このスカーフサイズだと身体にまとわり付くことなく、軽やかに陽よけとして首周りを覆ってくれるので使い勝手も良いと思います。仕上がりは近日中に紹介しますので、またご覧ください。

 

 

 

 


竹と木綿の混紡糸が続いています

竹と木綿の混紡糸のストール、整経が終わるといつものように荒筬を通します。

 

竹繊維荒筬

こちらは1階の機にセットします。

綜絖通しも終わり、次は筬に通しています。

竹と木綿の混紡糸

竹と木綿の混紡糸

ここまでくればもう一息です。

翌日には織り始めることができました。

竹と木綿の混紡糸

1枚目は所々に白い紬糸を入れて行く予定です。

別な色も入れたくなるかもしれません。いや、きっと入れるでしょう。

竹と木綿の混紡糸

 

2階の機では冬のホワイトカシミヤのストールを織っているので、当分は行ったり来たりです。

飽きっぽいのでちょうど良いかも。

 


次は竹繊維で

あらためて店内を見回して見ると、今欲しいようなストールの在庫がなくなってしまっていることに気付いてしまいました。そんな訳で、夏に使う竹繊維のスカーフを急いで作ろうとしたのですが、少し糸が足りなかったので京都の糸商さんに急遽発注しました。でも残念な事にいつも頼んでいる糸の在庫がなく、糸のこんにゃく糊付けから始めるとの事。そんな竹繊維の糸がようやく届いて作業を始めました。

竹繊維

早速、糸巻きの開始です。

必要な量を木枠に巻取ります。

竹繊維

 

この後はいつもの通り整経に進みます。

竹繊維整経

 

この木綿と竹繊維の混紡糸を使ったストールは、汗で濡れても乾きが早く、使い始めは少しチクッとするので、お肌の弱い方にはあまりお勧めはできないかもしれませんが、何回が洗うとそれも感じなくなる位にソフトになります。真夏の強い陽射しの陽よけになり、風通しが良く蒸れない夏向きの素材なので、お勧めしています。

完成は少し先になると思いますが、7月中にはご覧いただけるようにしたいです。

 

 



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