明日の26日から始まる「手織り布展」のために最後に織っていたストールを紹介いたします。
私としては、今回の展示では今やれる事ができたのではないのかな、と思っています。
こちらのストールも会場に持って行くので、触れて巻いていただけると嬉しいです。
黒のカシミヤに藍染の手紡ぎ木綿、それに染色した手紡ぎヤクでたて糸を整経しました。
たて糸とよこ糸に意図して異素材を使っているので、縮率の違いで布に表情が出ています。ブラックをベースにした抑えめな色合いと共に面白い布になったと思います。
左側から紹介します。
ボーダーで配置したブラウンは手紡ぎした無染色ヤクです。ブルーのラインは藍染の手紡ぎ木綿です。
画像ではわかり難いんですが、部分的に座繰り絹を黒に染めた糸をヨコに入れてます。
ヤクのブラウンが温かみのある表情にしてくれています。
サイズ 巾57cm 長さ(房含まず)180cm
素材 カシミヤとヤク・座繰り絹・一部に木綿
染料 藍・酸性染料
向かって右側
こちらはたて糸にも使っている手紡ぎのブラウンヤクをネイビーに染めた糸をよこに使いました。
こちらも、黒に染めた座繰り絹を配置してます。
ベースがヤクのブラウンなのでなんとも言えない深みのある色に変わります。
寒色系のクールな雰囲気でしょうか。シックでおしゃれなストールに仕上がりました。
サイズ 巾57cm 長さ(房含まず)186cm
素材 カシミヤとヤク・座繰り絹・一部に木綿
染料 藍・酸性染料
2枚ともカシミヤと手紡ぎヤクがメインの素材なので、柔らかな風合いの使い心地の良いストールです。
是非、会場でお試しください。