引き継いだ糸たち
昔から親しくしていただいている織りの先輩から糸を譲っていただきました。
最近は地球規模の環境や気候の変化、人々の生活様式の変化の中で、糸の素材がなくなってきたり、作り手がいなくなってしまう等で良い糸が、年々手に入りにくくなっています。
今回譲っていただいた糸はみな十数年前に手に入れた糸だそうです。同じような糸は今でも手にいれることはできると思いますが、色や質などが少し違うようです。
こちらは大麻の糸ですが、柔らかめの繊維なので巻物にも使えそうです。枷によって色や糸の作りも違います。
つばめ工房では一点物のストール類の織物がメインなので、交織などで使う際にとても重宝すると思います。
こちらは苧麻の100番単です。上布のたて糸に使う糸ということです。
染めて使うかどうか悩みどころですね。
そしてタッサーシルクです。個体差が大きくバラツキがあるので、いろんなタッサーシルクがあると使い道による選択肢が増えて良いですね。
こんな糸たちを引き継がせてもらいました。私にだってこれからの織り人生で使い切れるかどうか。
糸って何度も眺めて、何に使うか悩んでいるうちに突然閃くものですよね。
力を持っている糸ばかりです。しばらく眺めながら楽しませていただきます。
- 2020.06.04 Thursday
- 日々のこと
- 10:53
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- by パトリシア高橋