冬物の染め
そろそろ恒例の藍の生葉染めの季節です。
つばめ工房ではグリーンを使った配色も多く、冬物のカシミヤ製品にもよく使います。
グリーンが一発で染まる植物料はなかなかないので、下地に黄色を染めてから藍をかけてグリーンにします。
という事で、まずコブナ草で黄色に染めました。
このコブナ草はお客様が育てて送ってくださった物なんです。
今回は乾燥したコブナ草を煮出して使います。1回目の染液は雑味があるので捨てます。
予めアルミ媒染したカシミヤ糸を浸すと徐々にに染液を吸ってくれます。そしてこのまま一晩付け置きます。
きれいな黄色に染まりました。コブナ草は赤味のない明るい黄色が染まります。
このまま黄色でも使いますが、この上に藍生葉で染めてグリーンを作ります。
もうじき、あをの用さんから色素をたっぷり含んだ一番刈りの新鮮な藍を送っていただける予定です。
東京での染色は材料の入手に限界がありますが、周りの皆さまから何かと助けていただいています。
- 2019.07.13 Saturday
- 染め
- 09:14
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- by パトリシア高橋