藍の煮出し染め
先日の2回目の藍生葉染めの時に、藍の煮出し染めを綿、麻で試してみたのですが、
どういう訳かグリーンに染まってしまったことは、その時のブログにも書きました。
今回はリベンジということで、茨城町地域おこし協力隊として活動されている、武笠京子さんに栽培している藍を送っていただきました。武笠さんは藍や棉の栽培、綿の糸紡ぎや織り、草木染めやべんがら染めの作品制作や体験教室などを通して地域活動をされています。
藍の茎から葉を外す下準備はお店の前でやりました。
今回は手紡ぎ手織りをされている八重畑佐和子さんに手伝ってもらっています。八重畑さんは手紡ぎ用に羊の原毛を生葉で染めます。
手前にあるのは棉の花です。今回の藍を栽培して、送ってくださった武笠さんから苗をいただいて育てています。最近次々と花をつけているので、綿の実がはじけるのがとても楽しみなんです。
藍の葉の煮出した染液を40℃ほどまで冷まして、そこに煮出し液の10%の藍生葉の酵素液を加え良く攪拌して、下処理した木綿糸を投入します。
藍の煮染めで木綿をブルーに染めている、かぎ針編みのアクセサリー作家の藤田美帆さんにお話を聞いたところ、この「良く攪拌」、というところが前回は少なかったのでは?という結論になりました。
今回は泡立つまで空気を良く入れるように攪拌しました。
結果、ブルーというよりはブルーグリーンと言ったほうが良いですね。でも前回とはまったく違う色になりました。これはこれで渋い色合いで来春に織るストールに使おうと思います。
前回の色合いはこちらのブログに掲載しています。
攪拌によっておきる染液の反応で染め上がりがまったく変わるということですね。
良い勉強をさせてもらいました。
何分攪拌したとかデータを取れば、染め上がりの色合いをコントロールできるということになりますね。
今回はそこまでやる余裕がありませんでしたが。。
今回も藍をたくさん送っていただけたので、乾燥して保存することにしました。
今度はこの乾燥葉を使い実験してみます。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
これで、ひとまず今年の藍の生葉仕事は終了しました。
- 2017.08.23 Wednesday
- 染め
- 09:51
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- by パトリシア高橋