藍生葉染め

ただ今夏の休暇中ですが、お休み前に夏恒例の藍の生葉染めをしました。

つばめ工房では木綿や麻、カシミヤなど四季を通して使う素材に生葉染めのブルーをよく使います。

特に先日掲載したように下地に黄色を染めて、藍の生葉をかけて染めるグリーンは、つばめ工房ではなくてはならい色の一つです。夏にだけ染めることのできるこの仕事で一年分のグリーンを染めるといっても過言はないほどです。

 

藍の生葉

藍の生葉

昼間、車が入れないおかず横丁は店頭でこんなに道具を広げて作業をしていても邪魔にならない平和な通りなので、大助かりです。手前の黄色い糸はカシミヤをコブナ草で染めた糸です。

 

藍の生葉

藍の生葉

この暑さのせいでボールの水もすぐにお湯になってしまいました。

nodocaさんと2人で代わる代わる染めるので、段取り良く思いのほか早く終わりました。

藍の生葉

今年の酷暑は藍の生育にも影響しているのか、藍の葉もいつもと比べて緑の色が薄いように感じます。去年は店頭のプランターに藍を植えて、この時期には収穫して使えたのに、今年は芽が出てからしばらくしてみんな枯れてしまいました。知り合いの方たちからも今年は藍がダメでしたという話を聞きます。これも今年の異常気象の影響だと思います。野菜や米の生育、そして来年のことも心配になりますね。

 

藍の生葉

おかげさまで、今年も良い色に染めることができました。

まだ足りないので、もう一回藍を送っていただくことになりそうです。

 


冬物の準備

夏物の制作がひと段落してきました。

まだまだ8月の激暑が続いていますが、今年の冬物の制作準備を始めています。

糸準備は、枷上げを終えたカシミヤ糸の精練から始めます。

 カシミヤ精練

カシミヤはコーンから直接使うことはありません。糸はすべて枷上げして精練を済ませてから使います。

もうすぐに藍の生葉染めをするので、グリーンの染色のために下地用の黄色をコブナ草で染めることにしました。

 

こぶな草

昨年、ガーデニングの仕事をされている方にいただいたコブナ草です。とても丁寧に刈られて乾燥していただいたので、そのままの状態で抽出できます。

 

こぶな草

 

カシミヤなのでアルミで先媒染していますが、たっぷりと色素を含んでいるようで2回煮出すことができました。

こぶな草

 

赤みのないきれいな黄色はシュロともまた違ったコブナ草ならではの色です。

こぶな草

こぶな草

このまま黄色でも使いますが、藍の生葉で重ね染める分もあるので、あと何枷か染めることにします。

黄色はコブナ草の他にシュロの葉、ニンジンの葉、みかんの皮なので染めますが、それぞれ色の質が違い面白いです。

ここ鳥越では自然の材料はほとんど採取できません。ですので、藍の生葉は千葉にお住まいの知り合いに、ニンジンは間引きするタイミングで畑をやっている知り合いにいただいたり、みかんの皮はカゴを表に置いておくとご近所の皆さんが食べ終わった皮を入れてくださいます。このように草木染めの素材集めでは、知り合いの皆様のご好意に甘えっぱなしなんです。

 

 


シュロ染め

黄色を染めたくなって、シュロの葉で染めることにしました。

黄色を染める染材はコブナ草やみかんの皮など色々使いますが、今回は比較的身近で手に入れることができるシュロの葉を使ってみました。

 

シュロ染め

葉っぱを刻んで煮出します。まるで昆布か何かを煮ているように見えますね。

今回はアルミ媒染で絹糸を染めました。

シュロ染め

麻ではもう少し赤味のない黄色になったのですが、今回の絹は少し違うようです。

一晩付け置いて様子を見ることにします。

 

シュロ染め

翌日乾かして見ると赤みは引いて来たと思いますが、やはり麻とは違う黄色になりました。

思っていた色とは少し違いますが、良い色に染まりました。

 

 

 


藍染めの絹糸

昨年の11月に本藍染めをお願いしている、あをの用の石井さんから、「藍が建ちあがり、一番最初に染めれば一番良い色(冴えてる)で染められます!」という、ありがたいお知らせをいただきました。動物性繊維が綺麗に染まるのは長くても建ち上がりから2週間というお話だったので、早速、絹糸を送らせていただき、染めていただきした。

 

藍染糸

 

今年の冬物の制作もようやく目処が立って、今は来シーズンに向けて色々と計画を立てる余裕も出てきました。

改めて藍染糸を見ました。写真ではとても表現しきれませんが、灰汁醗酵建てで何度も何度も手間をかけて染められた色は、単に青という言葉では言い現すことができない深い色です。この糸を使ったストールは次の冬にご覧いただけると思います。

 

 


栗のいが

秋ならではの染色の材料がやって来ました!

つばめ工房でも作品を取り扱わせていただいている、秋田でかぎ針編みのアクセサリーを制作している藤田美帆さんからお知り合いのガーデンファームさしなべさんからいただいた栗のいがをお裾分けしていただきました。藤田さんもご自身のアクセサリーに使うレース糸を素敵なグレーに染めるために栗のいがを使われています。

 

栗のいが

 

栗の実が入っているのもありましたが、残念ながら虫食いのようでした。

それにしてもきれいな栗いがばかりです。

 

早速、抽出しました。

栗のいが

たっぷりと色素を蓄えた栗いがです。

そして、きびそを鉄媒染で染めました。

栗のいが染め

あー、何とも言えない良い色に染まりました。

この糸は巻物ではなく、袋物などの小物用の生地を織る際に使うつもりです。

 

 

 


藍の煮出し染め

先日の2回目の藍生葉染めの時に、藍の煮出し染めを綿、麻で試してみたのですが、

どういう訳かグリーンに染まってしまったことは、その時のブログにも書きました。

今回はリベンジということで、茨城町地域おこし協力隊として活動されている、武笠京子さんに栽培している藍を送っていただきました。武笠さんは藍や棉の栽培、綿の糸紡ぎや織り、草木染めやべんがら染めの作品制作や体験教室などを通して地域活動をされています。

 

藍の煮出し染め

藍の茎から葉を外す下準備はお店の前でやりました。

今回は手紡ぎ手織りをされている八重畑佐和子さんに手伝ってもらっています。八重畑さんは手紡ぎ用に羊の原毛を生葉で染めます。

手前にあるのは棉の花です。今回の藍を栽培して、送ってくださった武笠さんから苗をいただいて育てています。最近次々と花をつけているので、綿の実がはじけるのがとても楽しみなんです。

 

藍の煮出し染め

藍の葉の煮出した染液を40℃ほどまで冷まして、そこに煮出し液の10%の藍生葉の酵素液を加え良く攪拌して、下処理した木綿糸を投入します。

藍の煮染めで木綿をブルーに染めている、かぎ針編みのアクセサリー作家の藤田美帆さんにお話を聞いたところ、この「良く攪拌」、というところが前回は少なかったのでは?という結論になりました。

今回は泡立つまで空気を良く入れるように攪拌しました。

 

結果、ブルーというよりはブルーグリーンと言ったほうが良いですね。でも前回とはまったく違う色になりました。これはこれで渋い色合いで来春に織るストールに使おうと思います。

藍の煮出し染め

 

前回の色合いはこちらのブログに掲載しています。

攪拌によっておきる染液の反応で染め上がりがまったく変わるということですね。

良い勉強をさせてもらいました。

何分攪拌したとかデータを取れば、染め上がりの色合いをコントロールできるということになりますね。

今回はそこまでやる余裕がありませんでしたが。。

 

今回も藍をたくさん送っていただけたので、乾燥して保存することにしました。

藍の煮出し染め

今度はこの乾燥葉を使い実験してみます。

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!

これで、ひとまず今年の藍の生葉仕事は終了しました。

 

 


藍の煮出し染め

先日の生葉染めに続いて煮出し染めをやってみました。暑い最中、nodocaさんと頑張りました。

煮出し染めは初めてなので、まったくデータがなくどんな色に染まるかわからなかったんですがチャレンジしてみました。今回は綿麻とリネンを染めます。

 

藍煮出し染め

左上から順番に、藍の葉を煮出します。

今回は下処理が済んだ綿麻とリネンの糸を水通しして準備しておきます。

煮出した液は褐色でした。その煮出し液に生葉をミキサーにかけて濾した生葉液を加えます。

糸を30分ほど液に浸します。

抹茶色のグリーンに染まっています。

 

藍煮出し染め

 

干しているうちにブルーに変化していくだろうと思っていましたが、あまり変わらずこのグリーンから変化しませんでした。

左端に見えるブルーの枷は生葉で絹を染めたものです。ここまで鮮やかなブルーは期待していませんでしたが、もう少し青味のある色を期待していたのですが。。

でも、木綿やリネンにこのグリーンが一回で染まるというのは、それはそれで収穫でした。堅牢度を確かめながら使っていきたいと思います。

 

夏の大切な仕事、藍の生葉を使った染めが終わりました。

藍生葉染め

今回は綿麻・絹・カシミヤを生葉や煮出しで染めました。

綿や綿麻の藍煮出し染め、なんでブルーに染まらなかったのか?

ブルーに染まる方法をまた模索したいと思います。でも、今回染まったグリーン、なかなか良い色です。

 

 


藍の生葉染め

今年も生葉染めの季節になりました。

藍を育てていただいている方から、そろそろ送りますよ!と連絡をいただきました。

今年はつばめ工房の店頭でもプランターで育てていたので、その藍も使います。

 

藍

小さなプランターひとつなので、わずかな量なのですが、少しは足しになりそうです。

 

綿

こちらの一緒に植えた棉も大きくなって来ていますが、花芽はまだ付いていません。

早く花を見てみたいんですが。

 

藍染め

送っていただいた藍からミキサーにかけました。

やはり地植えで育った藍は店頭のプランターの藍より葉も大きく茎もしっかりしています。

 

藍染め

今回もカシミヤ糸を染めます。

左上は白のカシミヤ糸。左下はこぶな草であらかじめ黄色に染めておいたカシミヤ糸です。

右下はグレーの杢糸です。

 

のどどん

nodocaさんがさばいているのは、下地に黄色を染めたカシミヤです。みるみるグリーンに変化していきます。

おかず横丁は昼間の間は車両通行止めなので、こんな時はとても便利です。

 

藍仕上がり

カシミヤ糸、3色染め上がりました。

今回は少し染め方を変えて、濃い色合いに染めてみました。

 

のどどん藍

次は煮出し染めをやってみようと計画中です。

その準備のためにプランターの藍を刈って藍の酵素液を作っておきます。

さて、どうなるか楽しみです。

 

藍終了

 

今年も無事に生葉染めをすることができました。

これも藍を育てていただいた皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

 

 


シュロの葉染め

ここのところ、東京では梅雨明け?と思われる晴天が続き、猛暑になっていますが、

染めとのり付けには好都合です。

最近は黄色を染めるのにコブナグサを使う事が多かったのですが、今回はシュロの葉を使ってみました。nodocaさんの家にシュロの木があるということを聞いたので、葉っぱを少し採ってきてもらいました。

 

シュロの葉

抽出が終わったシュロの葉っぱです。葉の部分が3枚くらいです。

後ろにあるプランターにチラッと見えているは綿です。なかなか大きくなってくれません。

新しい葉もシワシワしているので、少し心配なんですが。

 

シュロの葉染め

手前は綿麻の混紡、奥はリネンです。

 

シュロの葉染め

こちらはリネン、糊付けもしました。

シュロ、赤味のない可愛い黄色に染まり、おすすめです!

シュロの葉は採取も比較的に容易だし、まだ試していませんが、季節も選ばないかもしれませんね。

 

藍

こちらは店頭のプランターに植えた蓼藍です。20cmほどになった時にコナジラミが大発生して、一時はダメかと思いましたが、お酢を材料にした殺虫剤でなんとかしのぎました。

藍生葉染め材料にはまったく足りない量なのですが、少しだけ足しにはなりそうです。自分で育ててみると、いつも人任せで育てていただいていた有り難さが心にしみます。そろそろ藍の生葉染めの季節です。

 

 

 

 


藍染め糸と手ぬぐい

お願いしていた木綿とリネンの糸の藍染めが上がってきました。

天然藍灰汁発酵建で藍染めをされている、あをの用の石井孝幸さんに託した糸です。

 

藍染め糸

濃淡で数種類お願いしました。

写真の左側は本当に深い藍色に染めていただきました。

吸い込まれる様な美しいブルーです。何回も洗っては染めるという作業を繰り返して、初めて染まる深い色です。まったくといって良いほど無臭で、牢度も高いようです。

すぐに使いたいので、さっそくのり付けしました。

 

藍染め手拭

 

おまけ?に入っていた石井さん自ら造られたすくもと綿麻の手ぬぐいです。

この手ぬぐいも深い藍色に染められて良い風合いです。

この藍染め手ぬぐいはつばめ工房の店頭にも並ぶことになりました。

入荷しましたら、またお知らせいたします。

 

 

 

 



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