断捨離

コロナ禍の外出自粛の中、私もご多分にもれず実家の押し入れの整理などをしていました。

記憶からまったく抜けていましたが、学生時代の課題で作ったこんな物が出てきました。

swatch

織見本と組織図がセットとなった見本帳です。

テキスタイル学科の同級生がみんなで担当を決めて織ったスワッチをまとめた物です。

厚いファイル2冊分ほどあります。真面目に授業に出ていたようです。

驚いたのが、組織図が青焼きなんですね。そういえばコピー機はまだ普及していなかった時代だったんですね。

今、改めて見直してみると、こんな組織で織ってみようかしら?と新しいアイデアが思いつくことも。

 

他にも美大の卒制で作ったプリント生地もたくさん出てきました。

そんな生地から友人がエコバッグを作ってくれました。

スクリーンプリント

私の美大時代なので年がわかってしまいますが、かれこれ40数年ほど前に刷ったプリントです。ちょうどその頃に新宿伊勢丹の中にマリメッコが開店して、私たち学生が多いに影響された頃です。

課題で染めた生地が今になってこんな形で甦るなんてびっくりです!

でも、なんだか今っぽいデザインかな?

 

学生時代から40数年過ぎて、今も同じテキスタイル畑にいますが基本的な所はあまり変わっていないような。

むしろ、半世紀後の今になって役に立ってくれるのかも。だから、断捨離はできませんでした。

 

 

 


引き継いだ糸たち

昔から親しくしていただいている織りの先輩から糸を譲っていただきました。

最近は地球規模の環境や気候の変化、人々の生活様式の変化の中で、糸の素材がなくなってきたり、作り手がいなくなってしまう等で良い糸が、年々手に入りにくくなっています。

今回譲っていただいた糸はみな十数年前に手に入れた糸だそうです。同じような糸は今でも手にいれることはできると思いますが、色や質などが少し違うようです。

 

大麻糸

こちらは大麻の糸ですが、柔らかめの繊維なので巻物にも使えそうです。枷によって色や糸の作りも違います。

つばめ工房では一点物のストール類の織物がメインなので、交織などで使う際にとても重宝すると思います。

 

苧麻

こちらは苧麻の100番単です。上布のたて糸に使う糸ということです。

染めて使うかどうか悩みどころですね。

 

タッサーシルク

そしてタッサーシルクです。個体差が大きくバラツキがあるので、いろんなタッサーシルクがあると使い道による選択肢が増えて良いですね。

 

こんな糸たちを引き継がせてもらいました。私にだってこれからの織り人生で使い切れるかどうか。

糸って何度も眺めて、何に使うか悩んでいるうちに突然閃くものですよね。

力を持っている糸ばかりです。しばらく眺めながら楽しませていただきます。

 

 

 

 


家ではリジットで

緊急事態宣言が継続中の東京ですが、最近は解除が騒がれていて平日の通勤電車も人が多くなって来ています。

若くはない私達はやはり人混みは避けて過ごしたいと、最大限に注意しているのですがそれも難しくなっています。この新型コロナウィスに感染し、回復した方も最長でまだ半年程しか経過していませんよね。この感染症のことはまだまだ不明なことが多いのも現実です。

規制解除や経済活動の再開などが騒がれていますが、結局は今後出てくる様々な情報を参考にしながら、自身で状況判断して行動するという、新しい日常を模索する方向になるのでしょうね。

 

という訳で、相変わらず自宅にいる時は糸紡ぎや卓上のリジット機を使って織りをしたりして過ごしています。

リジット

こちらは太めに手紡ぎしたホワイトカシミヤを使ってミニマフラーの試作を作っています。

糸の太さや撚糸の加減を見るのが目的です。

リジット

今回は綾で織るつもりで糸を拾いながら織っていたのですが、なかなかはかどりません。

そこで、急がば回れで糸綜絖を作って織るようにセットし直しました。

 

慣れてくれば綜絖を作った方が織りは早いですが、リジット機だと色々な課題があるのも解りました。ヘドルを2枚使って綾織や二重織りができるらしいので、次回はそれもチャレンジしてみたいと思っています。

そして何とか1枚織り上がりました。

カシミヤマウラー

 

このカシミヤは始めて使ってみた原毛です。糸にして見ると真っ白ではなく僅かにベージュかかったナチュラルホワイトで、今後使って行くかどうかの選定の意味もあります。繊維素材を選んで糸作りから仕事ができるのも、時間のあるこんな時ならではの絶好のタスクですね。

縮絨して仕上がりの風合いや使い心地を確認して、実際の作品作りに結びつけて行きたいと思っています。

 

 

 

 

 

 


最近のことー7

工房に行った時、家での糸紡ぎのために羊毛のカードがけをしました。

お借りしている電動ガーダーが大活躍しています。手でカーディングもできますが、電動を一度使ったらもうダメです。紡ぎをするのには必需品ですね。

 

今日はいただいたマーシャムという英国の羊とシェトランドxコリデールMIXのカードがけです。

カードがけ

 

こちらはシェトランドxコリデールMIXです。

カードがけ

カードがけ

カードがけした2種類の羊毛を持ち帰ります。

これで一週間ほどは糸紡ぎができるでしょうか。

糸紡ぎ初心者なので、この機会を活かして羊種による個性の違いとか特徴を知りながら、紡ぎの勉強をできればと思っています。

 

 

 


最近のことー6

たまに工房に行きますが、ほとんどは自宅で糸紡ぎをする日が続いていました。自宅には高機を置いていないので、やれる事が限られています。そんな中、たしか家にリジット織機が一台あったな!と思い出しました。なんだ織りができるではないかと、さっそく引っぱり出して紡いだウール糸を掛けてみました。

 

リジット

リジット織機はワークショップを開催する時の試作で使う位なのですが、こんな時に役に立つとは。

筬目もこの糸にはぴったりです。何で筬が2枚?と思われる方がいらっしゃると思います。

筬を2枚使うと綾織ができるのかな、と思いセットしたのですが、出たとこ勝負でやってみましたが、結果綾織りはできませんでした。それで、筬が2枚なんです。

リジット

縮絨前

 

初心に戻って、自分用に手紡ぎ手織りのマフラーを織りました。

突込みどころ満載の出来映えなのですが、これから縮絨してみます。

リジット機は手軽でいいですね。

また、織ろうと思います。

 

 


最近のことー5

外出自粛のおこもり生活も4週間目になります。

相変わらず家では手紡ぎの糸作りに勤しんでいます。

撚り止めすると糸の出来が不出来が良く解るんですが、今の所こりゃだめだという糸を量産しています。

 

ヤクの糸

↑こちらは撚り止め前のヤクの糸です。

そして撚り止め後↓ヤクのモカ色とブラウンです。

ヤクの糸

ようやく良い感じに紡げた様に思うのですが、実際に織って仕上げてみない事には解りませんね。試行錯誤真っ最中です。

 

先週末に店での用事を済ませに行ったので、半日ほど織り作業をしました。

機掛けまで済まして放置していた、イラクサと絹のストールの織り付けを始めました。

イラクサとシルクのストール

生成りのイラクサ、藍や矢車で染めた絹のたて糸です。

イラクサとシルクのストール

 

コロナ禍のなか頻繁に工房には行くことはできませんが、ゆっくりと織り作業を進めて行こうと思っています。

こちらも仕上がりましたらご紹介しますね。

 

輝くような新緑の増えたこの過ごし易い季節なのに、ストールを卷いてさっと外出へ!というような明るいシチュエーションではないです。いつか必ず戻って来るであろう普通な情景を想像しながら織っています。

 

 

 

 

 


最近のことー4

先日、工房に行って機上げして来た木綿とタッサーシルクのストールを持ち帰って房撚りをやりました。

ずっと糸紡ぎを続けていたので、房撚りはちょっと息抜き仕事ですね。

仕上げの洗い作業は元々自宅でもやっていたので問題ありません。

 

房撚り

 

この後はまた糸紡ぎを続けます。

なかなか目的の糸ができませんが、この電動紡ぎ機とも少しだけ仲良くなれてきた感じなんです。

 

 

 


最近のことー3

つばめ工房は感染予防のため4月6日から店舗休業していますが、あっという間に10日が過ぎました。

週末はとても電車空いていて、工房内では人との接触がないので郵便物のチェックや工房の様子を見にお店に行って来ました。

自宅での作業に必要な物を持ち帰り、工房で必要な作業も少しやってきました。

 

竹繊維

こちらは次に織る予定の竹と木綿の混紡糸を使うストールの糸準備です。

 

機上げ

機に掛かっている織り途中の木綿とタッサーシルクのストールを機上げしました。

こちらは自宅の方で房撚りして、洗いの仕上げをします。

道具やスペースの都合で、すべて家で済ますという訳になりませんが、最小限の外出で仕事を続けようと思っています。

 

この大変な時に医療、介護の従事の皆さん、流通に携わっている皆さん、交通機関に従事されている皆さん等、私達の日常生活が多くの方の努力によって支えられていることに気付きます。

時間が過ぎて行くにつれてこの重大な局面をひしひしと感じています。そんな中、私達が出来る事は極力外出を控える事だけなんですね。

 

 

 

 


最近のことー2

夏前のこの時期、織物に携わっている方は皆さんは新しい作品の準備のために染めをやったり、織り以外の仕事をする事が多くなっているのではないでしょうか。

つばめ工房でも同じで、今はコロナウィルス感染症の行動自粛も長期戦になるので、覚悟を決めて家での作業を続けています。

これを良い機会と思って、今までやれなかった手紡ぎの糸作りを始めました。

ちょうど今、友人にお借りしている電動のドラムカーダーを使い羊毛をカーディングして家へ持ち帰って紡いでいます。

ドラムカーダー

 

糸紡ぎには昨年手に入れた、ハンセンクラフツジャパンさんのミニスピナー(小型の電動紡ぎ機)が大活躍しています。

とにかく小さいので、どこにでも持ち運びができるのが最高です。マイクロコントローラによって回転が制御できるのが初心者には良いです。

紡ぎ

今はブラウンのヤクを紡いでいます。細く短い繊維で紡ぎにくいです。目的の糸になるにはもう少し特訓が必要ですが、奥深くてとても楽しませてもらっています。

 

4、5日程で貯まってきた糸です。この窓際の机の上は今は亡き愛猫くーちゃんのお気に入りの窓辺でした。今そこにはくーちゃんのお気に入りだったガー子ちゃんが残っています。

紡ぎ

 

 糸紡ぎはまだ一年生なのですが、こんな糸が欲しいなという目的があるのでそこに近付けるよう、これからの織物制作に活かせるように続けて行くつもりです。こんな事もこういうタイミングだからこそ出来ることだと思います。

 

 

 


最近のこと−1

つばめ工房は休業してから今日で4日目です。皆さまはいかがお過ごしですか?

この10年間はほとんど毎日工房に通い、織り仕事をしていたのでなかなかペースが掴めないでいます。

普段なかなか手を付けられなかった片付けもこの機会に少しずつやりながら、糸も紡ぎ始めています。

 

先週末まではこんな風に、次に取り掛かるストールのために、染めためておいた糸を引っ張り出して見積もりをしたり、足りない分を染め足したり織りのスケジュールに合わせて作業していました。

春物の制作

 

ほぼデザインも決まって、木枠に巻き上げて、

春物の制作

 

ストール2枚分の整経をして、

春物の制作

 

そして、機掛けまで済ませましたが、

機掛け

ここまで準備してストップした状態になっています。

他にもやりかけの仕事があり、さっさと進めてしまいたいのですが、

ここはじっと我慢の子です。

少し落ち着いて来たら、電車の空いている時間帯に工房に行き、少しでも機織り仕事を進められればと思っているんですが、さてさてどうなるでしょうか。

 

 



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