次の織物
試織した布を眺めながら、次の織物のことを考えています。
今年も猛暑が予想されるようなので、夏は小さめなスカーフサイズにしようかな?
やはり汗でベタつかず、サラっとした竹繊維が良いかな?などと考えています。
こちらの竹と木綿の混紡糸です。
ストックが少し足りないようなので、追加しておこうと思います。
- 2024.03.28 Thursday
- 工房
- 09:09
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- by パトリシア高橋
試織した布を眺めながら、次の織物のことを考えています。
今年も猛暑が予想されるようなので、夏は小さめなスカーフサイズにしようかな?
やはり汗でベタつかず、サラっとした竹繊維が良いかな?などと考えています。
こちらの竹と木綿の混紡糸です。
ストックが少し足りないようなので、追加しておこうと思います。
つばめ工房は3月20日(水)・21日(木)・22(金)は営業いたします。
3月23日(土)・24日(日)は臨時休業とさせていただきますので、ご注意ください。
工房の方では、3月上旬から始めていたカシミヤとリネンの交織ストールがすべて織り上がったので、機から下ろしました。
このカシミヤのたて糸を使って、少しずつデザインを変えながら、今回は合計6枚のストールを織ることができました。
淡い色合いなので、見比べないとストールの違いが良く判らないと思います。
仕上げが終わりましたら紹介したいと思いますので、またご覧になってください。
先日、先に仕上がった2枚を紹介しましたが、カシミヤとリネンを交織したストールの続きを織っています。
私なりにこだわり、少しずつ色を変えたリネンをよこ糸に使っていますが、淡い色合いなので違いが分かりにくいかもしれません。それぞれ春らしい色合いとカシミヤとリネンの肌に優しい風合いが特徴のストールとなります。
あと4枚、デザインを変えながら織る予定です。
このカシミヤのたて糸に、下の写真の糸枠に巻いてあるリネンをよこ糸に使います。
母の日も近くなって来ました。上質な素材を使い、草木染めの上品な色合いの実用的な贈り物としていかがでしょうか。
春に使えるカシミヤマフラーを始めています。
春めいた陽射しの日が続いていますが、まだ寒い日も続く今頃の季節に使いやすくて、明るい色合いの春用のマフラーを今年も作ります。
いつもはカシミヤの単糸をたてとよこに使う軽くて温かいマフラーですが、今年はよこ糸に草木染めしたリネンを使ってみようと思っています。透明感のあるリネンの色合いがカシミヤと交じり合ったら、とてもきれいだと思うんです。
早速、カシミヤのたて糸で機掛けしました。
藍生葉で染めたカシミヤは可愛い水色で、一気に春めいてくる色合いです。
整経が終わりすぐに機掛けします。
いつものように鉄ウエイトでテンションをかけながら巻き取りします。
機掛けがほぼ終わりました。
次は綜絖と筬通しです。織り付けまでもう少しです。
1月末から始めていた手紡ぎ木綿を使ったストールの3枚目が織り終わります。
こちらの3枚目に使っているのは生成りのタッサーシルクの糸です。
少し特長のあるこの糸も在庫が残り少なくなりました。先輩からいただいた昔の糸なので、今はもう手に入らないだろうな。このストールも唯一無二の布となりそうです。
残り40cmほど、ぎりぎりまで織ります。房を作り水通しが終わったらまた紹介したいと思います。
次は春用に薄手で明るい色合いのカシミヤマフラーを準備しています。
工房の織機の方はたて糸を結び2枚目に取り掛かる準備をしました。
次はよこ糸にリネンを使いますが、糸が少し足りなかったので染めながら織っています。
1枚目のよこ糸に使ったイラクサとは見た目はあまり変わりませんが、リネンを使うと表情がかなり変わります。こちらにも一部にイラクサを使っています。
一応、計画した図案に沿って進めますが、織りながら変更しています。
そして2枚目は終わり、3枚目にはタッサーシルクを使うことにしました。
アクセントにタッサーで織れれた布を裂いてを数カ所に入れました。
こちらの手紡ぎ木綿のたて糸シリーズもようやく目処が立って来ました。
イラクサを使ったストールはすでにご紹介いたしましたが、引き続きこちらのよこ糸違いの2枚も仕上がりましたらご覧ください。
手紡ぎ木綿のたて糸を使ったシリーズの1枚目が織り終わりました。
末端にフリンジ分の長さで板紙を入れた所です。
機から切り離しましたが、織り上がりを見たところ予定通りの仕上がりを見せてくれそうです。これから織り間違いを修正して水通しして仕上げます。
このよこ糸にイラクサを使ったストールは次回にはご紹介できると思います。
2枚目はよこ糸にリネンを使おうかなと思っています。
その前に欲しい色のリネンの糸がなくなったので、染め足さないといけません。
1月から準備を始めていた手紡ぎ木綿を使ったストール、織り始めています。
こちらの1枚目はイラクサをよこ糸に使ったストールです。
イラクサは手で紡いだかなり野性的な糸でごわっとした肌触りなのですが、その分味わいのある表情を作ってくれます。
たて糸が手紡ぎ木綿なので、ストールとしてもほど良い柔らかさを感じる風合いに仕上がります。
そして使って洗うほどに柔らかさも増して来て、使いやすく愛着の湧く唯一無二の布に育ってくれるでしょう。
冬が終わりウール系のマフラーを手放したくなる頃から使いたくなるストールです。
織機への巻き取りが終了して、綜絖も通し終わり次は筬通しです。
筬は筬柄から外して紐を輪にして吊り、このようにして通しています。
私はこのやり方の方が糸と筬の隙間が見やすいのでこうしています。
今回のたて糸は手紡ぎ木綿を使っています。1枚目のストールのよこ糸にはイラクサを使うつもりなのでそちらも準備しています。
生成りや染めたイラクサです。
藍やこぶな草で重ね染めした糸で、ずいぶん前に染めておいた物です。
大分枯れた色合いの糸になって来ましたね。熟成して食べ頃になったお味噌を使うような感覚です。
今回の1枚目のストールにこれらの糸を合わせたいと思っています。
2枚目はまた違う素材を考えています。
ただ今半分ほど整経が終わったところです。
工房の2階は晴れていると明るい陽射しも入って温かで、この時間は束の間の幸せです。
整経も終わり、すぐに機掛けを始めます。今回は2階のクマクラ機に掛けます。
いつものようにウエイトでテンションをかけながら糸を整えて機上で巻き上げます。
この機の場合は男巻きを機前にセットして巻き取りレバーを使い巻きます。
巻き終えたら男巻きを元の位置に戻します。
いろんな巻き取り方法がありますが、つばめ工房ではすべて機上でウエイトを使いながら巻き取りをしています。
機掛けは織り仕事の中で一番神経を使う工程かもしれませんね。
何回も失敗を重ねた結果、焦らずゆっくりと丁寧に作業する事が、一番早く作業を終えることが出来るとうことがわかりました。
手織り、草木染め製品の工房兼ショップです。つばめ工房HP ☆
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